JR軽井沢駅から程近いリゾートマンションのランドスケープ計画。

敷地には樹齢数十年を有する大木が数多く存在しており、良好な雑木林が残っている。通常マンション建設に伴い伐採されることが多いが、この雑木林こそ軽井沢の価値を高める最も貴重な財産と位置づけ、これらの既存大木のほとんどを敷地内に移植し、敷地北側に広がる別荘地の林と一体となるように繋ぎ、今までにあった雑木林の雰囲気を継承している。
 また、限られたオープンスペースを細切れにゾーニングするのではなく、敷地の中央を貫く精進場川の流れのように、敷地全体を大らかに流れる何本もの緑の帯を設定している。ひとつひとつの帯は軽井沢の四季を演出する落葉広葉樹によって構成され、既存大木のあいだを縫うように、敷地のなかを流れている。



名称 :サンクタスヴィレッジ軽井沢 ランドスケープ
事業主:オリックス不動産
所在地:長野県北佐久郡軽井沢町
規模 :13,978.66m2
竣工 :1期(EAST)2007年8月

    2期(WEST)2008年4月
ランドスケープ:カネミツヒロシセッケイシツ
建築 :企画社
施工 :前田建設工業・守谷商会建設共同企業体

サンクタスヴィレッジ軽井沢 ランドスケープ
khdo2004-0601