公共施設のランドスケープデザイン。

南北約80m東西約300mの広大な敷地に緩やかに蛇行した白河石とイロハモミジ・ヤマザクラによる並木道を挿入し、大屋根が特徴的な建築と市街地を柔らかに結びつけている。
大屋根軒下では敷き詰めた地元産出の硬質砂岩が荒々しい表情をつくりだし、大屋根開口部に植えたナツツバキ足元の根府川石とともに、ランドスケープの多くを構成する芝生とのコントラストを演出している。
今後地元によって整備が予定されているイベント広場や城跡遺構と並木道が繋がり、さらにJR白河駅と中心市街地とのネットワークが構築され、敷地全体が都市公園として生まれ変わることを目指している。





名称 :白河市立図書館ランドスケープ
事業主:白河市

所在地:福島県白河市
規模 :25,967.87m2
竣工 :2011年7月

ランドスケープ:カネミツヒロシセッケイシツ
建築 :第一工房
サイン:氏デザイン

施工 :福島県南土建工業
写真 :小川重雄

掲載誌:『GA JAPAN 112
    『新建築 2011.09

受賞 :第33回東北建築賞作品賞(2013年3月)

白河市立図書館 ランドスケープ
khdo2004-0809